1942年の創業以来、池田工芸が歩んできたのは、「世界のどこにもないもの」を仕立てるものづくりの道。
未だ世の中にないものを求め、初代当主はヨーロッパへ渡航。当時日本ではほとんど紹介されていなかったクロコダイルを仕入れ、現在へと繋がる池田の財布づくり、バッグづくりが始まりました。
国内のクロコダイル製品のデザインや素材のなかに、池田工芸発祥のものが多く存在するのも、パイオニアとして業界を牽引してきたからこそ。世界的にも珍しい巨大サイズのクロコダイルを手に入れることができたり、すべての革を特注で染めることができているのも、古くからタンナーとの信頼関係を築いてきたがゆえのことです。
クロコダイルという特別な素材を扱うにあたって、私たちは革だけでなく、財布やバッグを構成するすべての素材にこだわり抜いてきました。
財布に付けている引き手金具もそのひとつです。金具は財布全体の印象を左右する“顔”になると考えているからこそ、これまでもオリジナルの引き手金具である「カーブカン」にこだわってきました。
財布の引き手としては比較的長く、絶妙な弧を描く形状は、クロコダイルの財布に最も合うデザインを長年探求した結果生まれたもの。“革の王様”であるクロコダイルにふさわしい存在感を持つ金具として、いまでは多くのお客様にご愛用いただいています。